自宅サロンの集客をする上でパッと思いつくのが「値引き」では
ないでしょうか。
リラクゼーション業界に限らず、多くの業界で値引き合戦が繰り広げ
られていますが、それが決して正解とは限りません。
資本力のある会社が「薄利多売」で利益をあげるためにする値引きを
安易に個人経営のサロンに当てはめては自分の首を絞めることになります。
「値引きをしてお客さんを呼ぼうかな」と考えているサロン経営者の方は
考え直してみてください。
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自宅サロンの集客で値引きしてはいけない3つの理由って?
①値引きしないと来なくなる
値引きすることで来てくれるお客さんはたしかにいますから、
全体的に利益が上がることとなります。
戦略なしに値引きを始めた人に陥りやすいのが、
値引きをせずにはいられなくなってしまう状態です。
お客さんが一時的に増えるととても嬉しいですが、
値引きキャンペーンを止めた途端、お客さんが減ります。
そのことに不安を感じてまた値引きをしたくなるのです。
お客さんは「また値引きをすること」を知っています。
定期的に値引きキャンペーンを行っていると、
お客さんは「値引きする時に行こう」という風に考えます。
そういうお客さんが増えると定価ではサービスが
売れなくなってしまいます。
また一時的に半額キャンペーン、40%オフなどの高い割引率での
キャンペーンを行うと、どっとお客さんは来るかもしれません。
しかし私の経験から、値引きに誘われて来るお客さんは
リピーターになりにくいです。
ホットペッパーでクーポンを活用して、サロンに来るお客さんも
そうなのですが、値引きされていて、お得なサロンを
めぐり歩く方がいらっしゃいます。
そういう層のお客さんは「値引きしているから来る」のであって、
値引きがなければ来なくなります。
そういうお客さんを必死に引き留めるのに労力をかけるよりも、
本当に自分の技術や、自分がつくる空間に惚れ込んでくれるお客さんへ
より満足してもらえるかに時間を注いだ方がいいでしょう。
②値引きをすることで思考停止する
値引きしているとその時はお客さんが来るので、
「来なくなったらまた値引きしてお客さんを呼ぼう」と
集客のすべてを値引きに依存し始めると怖いです。
お客さんに「こんなに心身ともに癒されるなら、これだけの
金額も払う価値がある」と思ってもらうには
自分は何をすればいいのか、どんな工夫をすればいいのか、
考え続ける必要があるのですが、安易な値引きスパイラルに陥ると
思考停止してしまいます。
また値引きは自分の労働の対価を下げることになるので、
自分をすり減らすことに繋がります。
「これだけ施術したのに利益はこれだけ…?」ということに
なりかねません。
心身ともにすり減ってくるとベストパフォーマンスも
出来なくなってきてしまいます。
最初のうちはいいでしょうが、段々続けるのが苦しくなってくるので
注意が必要です。
③技術やお店の価値を下げる
しょっちゅう値引きやセールをしているお店がありますが、
お店やサービスの価値を下げてしまっています。
逆に値引きをしないお店は頭に思い浮かびますか…?
私はコーヒーショップのスターバックスが大好きです。
スタバは決して値引きやセールをしません。
全体的に値段もお高めなのでしょっちゅうは行けません。
でもスタバでコーヒーを飲みながら、ゆったりと読書をしたり、
ボーっとしたりする時間がとても好きなので、1ヶ月に最低1回は必ず、
頑張った自分へのご褒美として行っています。
スタバは「おしゃれ」「仕事がはかどる」「豊かな時間が過ごせる」という
イメージが定着し、圧倒的なブランド力があります。
スタバは自社が提供するコーヒー、ドリンクに自信を持って提供しています。
安易に値引きをするとブランド価値を下げること、それを売るスタッフの誇りをも
下げることをスタバは知っています。
値引きをしない代わりに、お客さんを集客する方法の一つとして、
期間限定ドリンクを販売しています。
その時にしか飲めない、しかも美味しい期間限定ドリンクを楽しみにして、
出るたびに飲んでいるという人もいて、集客に大きく繋がります。
以上、自宅サロンの集客を行う上でむやみに値引きしてはいけない理由をご紹介しました!
値引きするのは簡単ですが、まずは値引き以外で
お客さんを惹きつける方法を考えてみませんか?
ココに注意
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